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日別アーカイブ: 2026年9月18日

山佐園の茶話~“段取り8割”は本当?~

皆さんこんにちは!
株式会社お茶の山佐園の更新担当の中西です!

~“段取り8割”は本当?~

 

農業の仕事では、「自然相手だから予定通りにはいかない」と言われることがあります。

確かに、お茶づくりも天候や気温によって状況が変わるため、すべてを予定通りに進めることはできません。

だからこそ、実は“段取り”がとても重要です。✅

「仕事は段取り8割」という言葉がありますが、お茶農家にも通じる考え方があります。

準備できることは事前に整えておき、天候や茶葉の状態が変わったときには柔軟に対応する。

これが、安定したお茶づくりにつながります。

★ まずは天候を確認する

お茶農家の仕事では、天候確認が欠かせません。

雨が降るのか。

気温はどうなるのか。

風は強くないか。

こうした情報によって、その日に行える作業が変わります。☔

例えば、雨が予想されているなら、その前に済ませたい作業を優先することがあります。

反対に、屋外作業が難しい日は、機械の手入れや別の仕事へ切り替えることもできます。✅

天候を変えることはできません。

しかし、天候を見ながら仕事の順番を変えることはできます。

これが農業における段取りの大切な部分です。

☆ 茶葉の状態を確認する

予定表だけを見て収穫時期を決めることはできません。

実際の茶葉の状態を見ることが重要です。

芽の伸び方。

葉の色。

畑ごとの生育状況。

こうした変化を確認しながら、いつ収穫するのかを判断していきます。✅

同じ地域でも、畑の条件によって成長速度が違う場合があります。

だからこそ、「去年はこの日だったから今年も同じ日」と決めつけず、その年の状態を見ることが大切です。

段取りとは、予定を固定することではなく、実際の状況に合わせて準備することでもあります。

★ 収穫機械の準備を早めに行う

収穫時期に入ってから機械の不具合に気づくと、大きな時間のロスになります。

だからこそ、収穫が近づいてきたら、機械の状態を事前に確認しておくことが大切です。⚙

正常に動くか。

気になる音はないか。

必要な手入れは終わっているか。

早めに確認しておけば、不具合があった場合にも対応する時間があります。✅

収穫当日に初めて動かすのではなく、事前に準備しておくことが重要です。

☆ 必要な道具を先にそろえる

収穫や畑作業では、さまざまな道具を使います。

必要になってから探していると、そのたびに仕事が止まってしまいます。

だからこそ、作業内容に合わせて必要なものを事前に準備しておくことが大切です。⚒

どの畑へ行くのか。

どんな作業をするのか。

そのために必要なものは何か。

朝の段階で確認しておけば、余計な移動を減らせます。✅

農作業では畑と倉庫を何度も行き来するだけでも時間がかかります。

準備の差が、そのまま作業時間の差につながります。

★ 人員配置も大切な段取り

収穫期など忙しい時期には、複数人で作業することがあります。

そのとき、「みんなで何となく動く」のではなく、役割を決めておくことが大切です。✅

誰が機械を担当するのか。

誰が補助に入るのか。

誰が運搬を担当するのか。

あらかじめ役割が分かっていれば、作業中の迷いが少なくなります。

一人ひとりが自分の役割を理解しながら動くことで、全体の作業もスムーズになります。

☆ 運搬まで考えておく

茶葉を収穫した後には、次の工程へ運ぶ必要があります。

だからこそ、収穫だけを考えるのではなく、その後どう運ぶのかまで準備しておくことが重要です。➡

どこに集めるのか。

どうやって運搬するのか。

必要な容器はそろっているか。

収穫はできたけれど、運ぶ準備がない。

このような状態では、せっかくの作業が止まってしまいます。

後工程まで見ておくことが良い段取りにつながります。✅

★ 畑ごとの順番を考える

複数の茶畑を管理している場合、どの畑から作業するかを考えることも大切です。

生育が進んでいる畑。

天候の影響を受けやすい畑。

移動しやすい畑。

作業内容によって順番は変わります。✅

何となく近いところから始めるのではなく、茶葉の状態や天候などを見ながら優先順位を決めることが重要です。

「今日はどこから始めるか」を考えるだけでも、一日の進み方は変わります。

☆ “もしも”を考えておく

農業では、予定外のことが起きることもあります。

急に雨が降る。

機械の調子が悪くなる。

予定より茶葉の成長が早い。

こうした変化に対応するためには、いくつかの選択肢を持っておくことが大切です。⚠

この作業ができなければ別の畑へ行く。

雨が降ったら道具の手入れをする。

機械が使えなければ別の作業へ切り替える。✅

予定が変わった瞬間に仕事が止まらないように、別の動きを考えておくことも段取りです。

★ 休憩時間も予定に入れる

農繁期になると、「今のうちに終わらせたい」と無理をしてしまうことがあります。

しかし、疲れがたまれば集中力も落ちやすくなります。

だからこそ、休憩も仕事の一部として考えることが大切です。☕

暑い時期には特に、水分を取りながら身体を休める必要があります。

長く仕事を続けるためには、無理なく働ける段取りも重要です。✅

☆ 作業後の片付けまで時間に入れる

作業が終わってから、機械や道具を片付ける時間も必要です。

使ったものを清掃する。

異常がないか確認する。

翌日に使う道具を準備する。

ここまで含めて一日の仕事です。✅

作業時間だけをぎりぎりまで詰め込むと、片付けが雑になってしまいます。

だからこそ、最後の整備や清掃まで考えて予定を組むことが大切です。

★ 段取りが良いと茶葉に向き合う余裕が生まれる

準備不足の状態では、「あの道具がない」「機械が動かない」といったことで頭がいっぱいになります。

すると、本当に見るべき茶葉の状態に集中しにくくなります。

一方で、道具や予定が整っていれば、茶畑の細かな変化を見る余裕が生まれます。✅

芽の伸び方。

葉の色。

その日の香りや状態。

こうした部分に気づけることが、お茶づくりでは大切です。

⭐ “段取り8割”は自然に合わせるための準備

お茶農家にとって段取りは、自然を予定通りに動かすためのものではありません。

むしろ、自然の変化に合わせて動けるように準備しておくことです。✅

天候を見る。

茶葉を見る。

機械を整える。

道具を準備する。

作業順を考える。

こうした準備があるからこそ、突然の変化にも対応できます。

私たちも“畑へ出る前の仕事”を大切にしながら、茶葉一つひとつの状態を見極め、おいしいお茶づくりを続けていきます。☕✨