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皆さんこんにちは!
株式会社お茶の山佐園の更新担当の中西です!
日本では昔から親しまれてきた緑茶や抹茶。
しかし現在、お茶農家が考えるべき市場は家庭向けだけではありません。
カフェ、レストラン、菓子店、食品メーカー、ホテル、さらには海外市場など、日本茶を必要とする場所は幅広く存在します✨
特に抹茶やほうじ茶は「飲むお茶」という枠を超え、
スイーツ
ドリンク
料理
加工食品
などの原料として使われています。
つまり、お茶農家にとっての需要は、
「家庭で飲む茶葉を販売する」
だけではなくなっているのです。
今回は、業務用・加工用・海外市場など、お茶農家に広がる新しい需要について詳しく紹介します。
街のカフェを見てみると、
抹茶ラテ
ほうじ茶ラテ
アイス抹茶
抹茶フロート
など、日本茶を使ったメニューを見かけることがあります。
特にラテ系ドリンクは、日本茶に馴染みが少ない人でも飲みやすいのが特徴です。
コーヒーが苦手な人の選択肢としてお茶系ドリンクを提供する店舗もあります。
ここで生まれるのが、カフェ向けのお茶需要です。
一般消費者向けの商品とは異なり、飲食店では、
「毎回同じ味を作りやすい」
「扱いやすい」
「必要な数量を安定して仕入れられる」
といった点も重要になります。
そこで、お茶農家が飲食店向けに、
「ラテ用抹茶」
「ほうじ茶パウダー」
「業務用茶葉」
などを提案することで、新しい取引先を開拓できる可能性があります。
日本茶が活躍している場所の一つがスイーツ業界です。
抹茶を使った商品には、
ケーキ
クッキー
チョコレート
アイスクリーム
パン
プリン
マフィン
などがあります。
さらに近年では、ほうじ茶を使ったスイーツも珍しくありません。
ほうじ茶特有の香ばしい香りは、クリームやチョコレートなどとも組み合わせやすく、さまざまな商品開発に利用されています。
お茶農家にとって、これは非常に重要です。
「飲むためのお茶」
だけではなく、
「加工食品の原材料としてのお茶」
という市場があるからです
お茶は食後に飲むものと思われがちですが、料理と組み合わせて楽しむこともできます。
ワインのように、
「料理に合わせてお茶を選ぶ」
という提案も可能です。
たとえば、
和食には煎茶
魚料理にはすっきりした日本茶
肉料理には香ばしいほうじ茶
デザートには和紅茶
など、料理によってお茶を変えます。
飲食店にとっても、アルコールを飲まない人に提供するドリンクの選択肢を増やすことができます。
そこで農家側が単に、
「お茶を仕入れませんか?」
と言うのではなく、
「この料理には、このお茶がおすすめです」
と提案できれば、商品の価値を伝えやすくなります✨
ホテルや旅館もお茶が利用される場所です。
客室のお茶、朝食時のお茶、ラウンジ、レストラン、売店など、さまざまな場面があります
特に地域の宿泊施設であれば、
「地元のお茶農家の商品」
を提供することで、地域らしさを演出できます。
宿泊客に、
「この地域で栽培されたお茶です」
と紹介すれば、その土地ならではの体験になります。
さらに売店で同じお茶を販売しておけば、
「宿で飲んで美味しかったから買って帰ろう」
というお土産需要にもつながります
お茶は軽く、比較的持ち運びやすいため、旅行のお土産にも適しています。
特にティーバッグや小袋商品なら、友人や職場へのお土産として利用しやすくなります。
たとえば、
「○○地域限定パッケージ」
「○○茶園の新茶」
「3種類飲み比べセット」
などの商品を作れば、観光客にも選びやすいでしょう
パッケージに茶畑の写真や地域の風景を入れることで、
「旅行の思い出」
として持ち帰ってもらうこともできます。
日本茶を考えるうえで欠かせないのが海外需要です。
特に抹茶は、日本文化を象徴する食品として海外でも知られています
海外のカフェや飲食店では、
MATCHA LATTE
などのメニューとして提供されることもあります。
日本では昔から存在する抹茶ですが、海外ではモダンなカフェドリンクやスイーツの材料として利用されることも多く、日本とは少し違った形で楽しまれています。
こうした流れは、日本のお茶農家にとって新しい市場につながる可能性があります。
海外市場では、
「日本で作られたお茶」
という背景そのものが商品の魅力になることがあります。
さらに、
「○○県」
「○○地域」
「○○茶園」
など、具体的な産地情報があることで、より商品の個性が伝わります。
コーヒーやワインの世界では、
「どの国で作られたのか」
「どの地域なのか」
「どの農園なのか」
を重視する人がいます。
日本茶でも、
「Single Origin」
「Single Estate」
のような考え方と相性があります。
一つの農園で作られたお茶として紹介すれば、茶園そのものの特徴をブランドにすることができます✨
海外へ商品を届ける場合、単に日本語の商品をそのまま販売するだけでは魅力が十分に伝わらないことがあります。
そこで、
「どんな味なのか」
「どうやって淹れるのか」
「どんな料理に合うのか」
などを分かりやすく説明することが大切です。
たとえば、
①ティーバッグをカップに入れる
②80℃前後のお湯を注ぐ
③一定時間抽出する
④ティーバッグを取り出す
というように、イラスト付きで説明する方法があります
初めて日本茶を飲む人でも簡単に楽しめるようにすることが重要です。
日本茶というと温かい飲み物のイメージがありますが、水出しでも楽しめます。
ボトルに茶葉またはティーバッグと水を入れ、冷蔵庫で抽出すれば、すっきりとした冷たいお茶になります
暑い地域や、冷たい飲み物を好む人にも提案しやすい飲み方です。
特に海外では、
「日本茶=熱い飲み物」
というイメージを持っている人もいるため、水出しの楽しみ方を伝えることで、新しい飲用機会を作ることができます。
お茶農家が販売できる相手は飲食店だけではありません。
食品メーカーでは、お茶を使ったさまざまな商品が開発されています。
たとえば、
・抹茶チョコレート
・抹茶アイス
・緑茶キャンディ
・ほうじ茶菓子
・お茶入りパン
・お茶風味の調味料
などです。
こうした企業では一定量のお茶原料が必要になります。
そのため、品質、数量、規格などの条件が合えば、農家にとって大きな販路になる可能性があります。
業務用のお茶を販売するときは、一般消費者向けとは営業方法が変わります。
たとえば飲食店へ、
「煎茶があります」
と伝えるだけでは商品の特徴が分かりません。
それよりも、
「食後に提供しやすいすっきりした煎茶です」
「水出しでも色が出やすく、夏のドリンクメニューにおすすめです」
「ミルクと合わせても香りが残りやすいほうじ茶です」
など、用途を提案した方が分かりやすくなります✨
つまり農家側にも、
「このお茶はどんな人に向いているのか」
「どんな使い方ができるのか」
を考える視点が必要になります。
業務用需要を増やしたい場合、ホームページも重要です。
たとえばホームページに、
「飲食店・ホテル・菓子店向け業務用商品について」
というページを用意します。
そこに、
・対応できる茶葉
・粉末商品
・容量
・用途
・サンプル相談
・OEM相談
・問い合わせ方法
などを掲載しておけば、業務用のお茶を探している企業から問い合わせを受けられる可能性があります
農家自身が全国の会社へ営業するのには限界があります。
しかしホームページを整備しておけば、検索した企業側から見つけてもらうことができます。
お茶農家にとって、すべての茶葉を同じ価格帯の商品として販売する必要はありません。
特徴に応じて、
上級茶
↓
家庭用茶葉
↓
ティーバッグ
↓
粉末加工
↓
菓子や飲料用原料
など、用途を分ける考え方もあります。
これによって、それぞれの茶葉に適した販路を作ることができます。
農作物は自然を相手にするため、毎年まったく同じ状態になるわけではありません。
だからこそ、販売先や商品形態を複数持つことが、農業経営の安定にもつながります
一般消費者だけを見ていると、
「お茶を飲む人口」
が市場になります。
しかし、
カフェ
レストラン
ホテル
旅館
菓子店
食品メーカー
観光施設
海外企業
まで視野を広げると、お茶を必要としている相手は一気に増えます。
これこそ、お茶農家が今後考えていきたい需要の広げ方です。
日本茶は、もはや「家で急須を使って飲むもの」だけではありません。
☕カフェではラテに
菓子店ではスイーツに
ホテルではおもてなしに
観光地ではお土産に
食品工場では原材料に
海外では日本文化を象徴する商品に
さまざまな形で活用されています。
お茶農家にとって重要なのは、
「自分たちのお茶を誰が必要としているのか」
を広い視点で考えることです。
良質なお茶を作る技術はもちろん大切です。
しかし、同じお茶でも「どこで、誰が、どのように使うのか」によって価値は変わります。
家庭用、ギフト用、飲食店用、加工用、海外用など、さまざまな需要に合わせた商品や販売方法を考えることで、お茶農家の可能性はさらに広がっていきます
日本の茶畑で大切に育てられた一枚の茶葉。
その届け先は、国内の家庭だけではありません。
世界中のカフェ、レストラン、ホテル、菓子店、そして日本茶を愛する人々へ――。
お茶農家の新しい需要は、これからさらに多様な方向へ広がっていくでしょう✨