-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2025年10月 日 月 火 水 木 金 土 « 9月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

皆さんこんにちは!
有限会社お茶の山佐園の更新担当の中西です!
山佐園の茶話~part20~
同じお茶でもお湯の温度・時間・茶葉量で味は劇的に変わります。ここでは、家庭で再現しやすいレシピと、品種・蒸し加減の相性、冷茶&氷出しまでを一気に解説。保存と水のコツもまとめました。
目次
急須(細かい網がベター)・湯冷まし・湯呑み
お湯は一度沸騰→湯冷ましで温度調整。
カップを温めておくと香りが立ちます。
できれば軟水が相性◎(ミネラルの強い硬水は渋みが出やすい)
(茶葉量は1人分目安。お好みで微調整してください)
煎茶(浅蒸し):茶葉2–3g / お湯100ml / 70℃ / 60–90秒
→ うま味と清涼感のバランス。
煎茶(深蒸し):2–3g / 100ml / 65–75℃ / 30–45秒
→ 微粉が多いので短時間でやさしく注ぐ。
かぶせ茶:3g / 80–100ml / 60–70℃ / 60–90秒
→ まろやか。2煎目は少し熱めで短時間。
玉露:3g / 30–40ml / 50–60℃ / 90–120秒
→ とろりとした旨味。少量高濃度で楽しむ贅沢
ほうじ茶:2–3g / 130–150ml / 90–100℃ / 30–60秒
→ 香ばしさは高温×短時間で。
玄米茶:3g / 120ml / 80–90℃ / 30–60秒
二煎目のコツ:温度を10℃上げて時間は半分。香りがふわっと開きます。
やぶきた:万能。70℃前後で甘渋バランス。
さえみどり/あさつゆ:旨味系。**60–70℃**の低温が映える。
おくみどり:香り穏やか、深蒸し短時間がきれい。
在来・香気系:やや高温で立ち香を楽しむ。
水出し:茶葉10–15g/1Lを冷蔵庫で4–6時間。苦渋み少なめ、甘みすっきり。
氷出し:急須にたっぷりの氷+茶葉、ゆっくり溶けるのを待って少量ずつ。とろ甘の特別な一杯。
急冷:70℃で短時間抽出→グラスに氷へ直接注いで急冷。香り華やか✨
お湯が熱すぎて渋い → 湯冷ましを一回多く通す。
味が薄い → 茶葉を気持ち多めに、時間は変えずに。
粉っぽい(深蒸し)→ 短時間&静かに注ぐ。
2煎目が冴えない → 抽出後の茶葉を開けっ放しにしない(乾かさない)。
光・酸素・湿気・温度を避ける。
開封後は小分け&チャックをしっかり。
長期保管は未開封を冷凍→使用分だけ冷蔵/常温。出すときは結露対策で常温に戻してから開封。
煎茶 × 和菓子・塩むすび
深蒸し × 揚げ物・サンド
かぶせ/玉露 × チーズ・ナッツ(少量で)
ほうじ茶 × 焼菓子・チョコ・和スパイス料理
週末は品種違い飲み比べセットで小さなテイスティング会
平日は水出しボトルでデスクに常備。
季節の便りに合わせてレシピカードを入れ替えると続きます。